思い出の母のコーヒー
叔父が昔喫茶店のマスターだったこともあり、結婚前一家で3時のおやつの時間にコーヒーを頂くことが習慣でした。
丸のままの豆を挽くことから始めていた時もありましたが、ブレンドの豆を挽いているもの、いわゆる粉コーヒーを買ってきて、ペーパードリップで淹れたものを頂いていた時が長かったです。
私は無糖のカフェオレが大好きで、いつもコーヒーに牛乳を入れて飲んでました。
母がいた時は、母が淹れることが多かったです。叔父直伝のペーパードリップのコーヒーは、なじみの味でした。
ある時、コーヒーがとても美味しかった時がありました。どうして美味しいか母に聞くと、コープこうべで買った小川珈琲のスペシャルブレンドの豆を淹れたのことでした。
以来、小川珈琲が美味しいとの認識を持っています。
結婚してからは、休日の朝に私は主人と、近くのコープこうべで買った小川珈琲のスペシャルブレンドで淹れたコーヒーとスチームした牛乳を混ぜて、2杯ずつ頂くことが習慣になりました。
しかし、どんなに工夫して淹れても、母の味に近いことは、たまにしかありません。母の味に近づくには、まだまだ努力がいると感じます。
ペンネーム こばまき